CMS比較選定に役立つ 大規模サイトが選択肢に入れるべき代表的な7つのCMS製品(2013年度版)

大規模サイトのCMS導入で最初にハードルになるのが導入するCMSの選定だ。RFPを作成し、各ベンダーに提案をしてもらった上で選定する企業が多いと思うが、どのCMSベンダーにRFPを渡すかに悩む企業も多い。 そこで今回は「CMS比較に役立つ、大規模サイトが選択肢に入れるべき7つのCMS 2013年度版」と題して、大規模サイトへのCMS導入時に選定対象に含めるべき代表的なCMSを紹介してみたい。

大規模サイトのCMS導入で最初にハードルになるのが導入するCMSの選定だ。

RFPを作成し、各ベンダーに提案をしてもらった上で選定する企業が多いと思うが、どのCMSベンダーにRFPを渡すかに悩む企業も多い。

そこで今回は「CMS比較に役立つ、大規模サイトが選択肢に入れるべき7つのCMS 2013年度版」と題して、大規模サイトへのCMS導入時に選定対象に含めるべき代表的なCMSを紹介してみたい。

この記事のまとめ

  • 大規模サイト向けCMS製品の選択肢は企業統合・買収で大きく変化。
  • 大規模サイトでは複雑な運用や他のシステムとの連携機能が必要。
  • 選択肢に含めるべきCMSは、Team Site、Web Center、Noren5、Site Publis、SDL Tridion、Site Core、AdobeCQの7つ。

選択肢が大きく変わった2012年。2013年は買収・統合を経たCMSが本格的に普及。

130425_cms-300x1202012年は大手CMSベンダーに大きな変化が起きた年だった。

Stellent買収でCMS領域に進出したオラクルがFatwireをも買収・統合。続いてAdobeがDayのCQ5を買収し、CMS領域までソリューションの幅を広げてきた。

2013年は、これらの製品統合やリブランディングが完了し本格的に新製品が普及していく年となりそうだ。

複雑な運用プロセス、他のシステムとの連携への対応が必要

大規模サイトというと、ページ数やアクセス数の多さが注目されがちだが、CMS導入の観点では複雑な「運用プロセス」にも目を向けたい。

様々な部門に多くのWeb担当者がおり、部署毎に外部ベンダに制作を依頼することもある。多段階の承認フローを必要とするがケースが多く、こうした運用を実現できる機能を提供している必要がある。

また、インフラへの制限事項が多いのも大規模サイトの特徴だ。冗長化、負荷分散、緊急時のインフラ切り替えなど、CMSとは別にインフラを管理する必要があるサイトでは、他システムとの連携も要件となる。商品DBや顧客管理システムとも連携する場合には、さらに高い柔軟性が求められる。

CMS導入時に大規模サイトが選択肢に入れるべき代表的な7つのCMS製品

それでは、2013年4月現在、国内大規模サイトへのCMS導入に向けて選定に含めるべき代表的なCMSを7つ挙げてみたい。

選択肢1: Team Site (オートノミー)

130425_teamsite大規模CMSと言えば「Team Site」と言われてきたほどの老舗。

グローバルでは20,000社以上、国内でも全日空や味の素、コニカミノルタ、楽天など錚々たる企業への導入実績がある。

テンプレートの柔軟性や高いスケーラビリティ、システム連携機能に定評があり有力な選択肢だろう。最近では、レコメンデーションやマーケティングアセット管理など、マーケティング面の機能を拡充してきている。

オートノミー TeamSiteのサイト(閉鎖)

選択肢2: Oracle WebCenter (オラクル)

130425_webcenter昨年までOracleのCMSは「UCM」という製品であったが、FatWireを買収、これを統合する形で「WebCenter」と呼ばれるようになった。

FatWireはTeam Siteと並び称された大規模サイト向けCMSだっただけに、UCMとの統合でいいとこどりが実現できるのでは?という声も大きい。

Oracle WebCenterのサイト

 

選択肢3: NOREN5 (アシスト)

130425_noren大規模CMS国内実績370以上、と国内でのCMS導入事例では他を圧倒しているのがNOREN5だ。

国産パッケージだけに、承認フローなどの細かい部分での使い勝手の良さが評価されている。アシスト社による国内でのサポートの手厚さも評価できるところだろう。

アシスト NOREN5のサイト

 

選択肢4: Site Publis PUBLIS Enterprise Platform(ミックスネットワーク)

130425_publisこちらも国産CMSの「PUBLIS Enterprise Platform」は、管理画面のインターフェースの使い勝手が秀逸で、利用者の使いやすさという点にで非常に評価が高い。

プラグインやオプションなどが豊富で、細かい要件をシステム開発なしで実現できるところも魅力だ。

ミックスネットワーク Site Publisのサイト

 

選択肢5:  SDL Tridion (SDLジャパン)

130425_sdlグローバルサイトでのCMS導入に強みを持っているのが「SDL Tridion」 。

各国の翻訳管理機能までカバーし、国や地域毎にデザインや表示するコンテンツを出しわけるなど、グローバルでのコンテンツ管理に求められる機能が充実している。

SLDジャパン SDLTridionのサイト

 

選択肢6:  Sitecore CMS(サイトコア)

130425_sitecoreデンマークに本社を置く「Sitecore」は、.NETベースアーキテクチャーを採用し、マイクロソフト製品との親和性が高い。

ソーシャルメディアやパーソナライゼーションへの対応が進んでおり、コンテンツ管理からマーケティング活用まで幅広い要件に対応できる。

サイトコア Site Core CMSのサイト

 

選択肢7: Adobe CQ(アドビシステムズ)

130425_adobe1買収前まで国内事例がほぼなかっただけに、ローカライゼーションに不安の残る「Adobe CQ」だが、実は2013年最も注目されているCMS。

AdobeのWeb Experience Manager ソリューションの1つとして提供され、Site Catalyst(ログ解析ツール)やTest&Target(A/Bテスト)などの連携により、コンテンツ制作からマーケティング効果測定までを1つのプラットフォーム上で実現できる製品はCMSに対する考え方を一新する可能性を秘めている。

アドビシステムズ Adobe CQのサイト

以上、大規模サイトへのCMS導入に際して選択肢として考えるべき7つのCMS製品を紹介してきた。CMSの比較、選定の参考にして頂ければと思う。

  ※今回は以下のような大規模サイトを想定し、選定対象に含めるべき有力なCMS製品を7つ選んだ。

  • HTMLページ数は最低でも3000ページ以上、数万ページあることも想定する
  • 主管部門以外にも3つ以上の部門が関わり、それぞれの部門に複数の担当者がいる
  • コンテンツの更新は、内製の場合もあれば、制作会社に外注する場合もあり様々
  • コンテンツの承認も内容によってある場合とない場合があり、複数の承認が必要な場合もある
  • ウェブサーバーは複数台存在し、本番公開は別システムで行う
  • 近い将来、会員サイトや商品DBなど他のシステムとの連携を行う

また、国内での実績、提供する機能の豊富さ、先進性、システムの拡張性などを考慮し選んだ。(大規模サイトへの導入が可能な製品であっても、現状の実績の多くが小規模・中規模サイトになっているCMS製品は今回の選択肢からは外した)

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