インフォグラフィックで読み解くマーケティングの歴史 ~アウトバウンドからインバウンドへ~

企業のマーケティング活動はいつ頃から始まったのか知っていますか?

マーケティングの歴史をタイムラインで網羅 -インフォグラフィックー

hi-of-mark-small企業のマーケティング活動はいつ頃から始まり、どのような変遷を経ているのでしょうか?マーケティングの歴史を網羅的に把握する機会は意外にも少ないように感じます。 そこで、インバウドマーケティングで有名な米ハブスポット社(Hubspot : http://blog.hubspot.com/) のブログで、マーケティングの歴史のインフォグラフィックを公開されていましたので、これを抄訳してみたいと思います。(http://blog.hubspot.com/blog/tabid/6307/bid/31278/The-History-of-Marketing-An-Exhaustive-Timeline-INFOGRAPHIC.aspxインフォグラフィックの画像は抄訳後ページ下部あります。

マーケティングの歴史はアウトバウンドマーケティングの歴史

つい最近まで、マーケティングと言えばその全てがアウトバウンドマーケティングを意味していた。つまり、マーケティングは消費者に寄り添うというより、割って入って話かけるということだ。ドットコムバブルの頃までは、マーケティングで利用するメディアはアウトバウンド型のマーケティング用のものであった。

1450年-1900年代 印刷物の広告が登場

1450年、グーテンベルグによる活版印刷技術の発明。人類史上初めて大量印刷が可能に。 1730年代メディアとしての雑誌が台頭。1741年、フィラデルフィアにて、アメリカ国内で初めて雑誌が出版される(American magazineと呼ばれた)。1839年、ポスターが流行。ロンドンでは、私有地での掲載が禁止される。1867年には、初の看板広告貸しが記録されている。

 1920年代-1949年代 新しいメディアの出現

1922年、ラジオ広告が始まる。1933年、ラジオを保有する米国の家庭が過半数を超える(55.2%。1921年にはほとんどゼロだった)。1941年、初めてのテレビ広告。ブローバ社の時計の広告は4000台のテレビに配信される。1946年、家庭への電話の普及率が50%を超える。

1950年代-1972年代 マーケティングの成長

この時代においては、より多くのメディア掲載はマーケティングの機会増大を意味した。 1954年 テレビ広告の収入が雑誌とラジオのを超える。ラジオ広告の収入は前年度の2%減少に続いて9%減少した。

TV収入は1953年に総広告支出の5%であったが、1954年には15%に拡大。 1970年 テレマーケティングが一般化。1972年 印刷メディアが初めて財務的な窮地に陥る。タイム社が雑誌「LIFE」が36年の歴史に幕を閉じる。TVとの競争や郵便料金の値上げ予測が配管の引き金になったと言われた。

 1973年-1994年 デジタル時代の到来

この時代は、新しいテクノロジーがマーケティング業界を変化させ続け、新しい形のマーケティングが力を持つようになってきた。

1973年4月3日 モトローラ社の研究員クーパー博士が初めて携帯電話を開発。

1981-84年 コンピュータ。IBM社がパーソナルコンピュータを開発。3年後、アップル社が大成功となったマッキントッシュを市場投入。リドリースコットがディレクターを務めたスーパーボールのコマーシャルは画期的だった。総広告費は90万ドルとも言われ、全米の家庭の46.4%に届いた。

1985年 PCとDTPの発達で印刷広告がより身近に。新聞広告収入は250億ドルとなった。

1990-1994年 2G(第2世代)ネットワークによる携帯電話の普及。1992年にはSMSなどが利用できるようになる。TVが新聞に代わって最大のメディアとなる。

1990-98年 ケーブルテレビの広告収入は240億ドルから830億ドルに成長。 1994年4月、フェニックスの法律事務所Canter&Seigelが数千のニュースグループに広告を配信。人類初のスパム広告と言われている。また、スパムという用語が有名になるきっかけともなった。

1995年-2002年 バブル

この時代にも新しいテクノロジーがどんどん出現し、より多くの人に利用されるように。携帯電話が普及し、インターネットが現実的に商用利用されるようになり、マーケティングにおいて重要視されるようになる。

1995-1997年  Yahoo!とAltaVistaが検索エンジンを1995年に発表、1997年にはask.comが続く。インターネットで利用者が望む情報や商品を見つけることができるようになった。ウェブサイトと検索エンジンを利用する人の人数は、1995年の1600万人から、1997年までの2年で7000万人に。 1995-1997 SEO(Search Engine Optimization)ということが初めて使われる。この時代は、メタデータやキーワードなどHTML内部施策に関連するものだけで掲載順位が変わるアルゴリズムであった。

1998年 検索が一般化。Googleがページランクを導入。被リンクが重要視されるように。

2000年PPC/Adwaords開始。2005年Google Analytics開始。49.1%のウェブサイトが利用し、総トラフィックの80%をカバー。

1998年 ブログの出現。フィッツパトリックがLive Journalを開始(1999年)。 Blogger.com開始、2003年にGoogleに買収される。2006年までに5000万のブログサイトが存在した。 2000年 バブル崩壊。2000年3月ドットコムバブルが崩壊。NASDAQ指数は5048.62ポイントを記録。

インバウンドマーケティングの時代

ドットコムバブル後、インターネットは新時代に。情報の共有、顧客志向デザイン、コラボレーションなどがその特徴。単純に広告をオンラインで見せるだけでなく、顧客への価値を創造することを重視されるように。

2003年 スパムとの戦い。CAN-SPAN ACTが可決され、未承諾の広告メールに対する基準ができる。

2003-2004年 ソーシャルメディアの台頭。消費者のアウトバウンドマーケティングへの幻滅が加速。Do Not Call Registry(電話勧誘拒否リストに登録した人に対して勧誘電話をかけることを禁止する法案)が実現。2億人のアメリカ人が登録済み。 Eメールマーケティング 18歳の少年が初めてCAN-SPAN法によって逮捕される。

2005年 Googleが過去の検索履歴からパーソナライズされた検索結果表示を開始。 2007年 Amazonの売上が100億ドルを超える。 2010年 Eメールの90%以上がスパムメール。90%以上の家庭が携帯電話を保有。

2011年 Google+開始。42%以上の家庭がDVR(デジタルビデオレコーダー)を保有、コマーシャルを今までになくスキップするようになった。サンフランシスコでイエローページが廃止される。2人に1人がスマートフォンを保有。若者がインターネットを利用する時間がTVを見る時間を上回る。

2012年 4割以上の顧客がソーシャルメディアや自社ブログ経由となる。64%のマーケターがソーシャルメディアの予算を増大させると回答。Facebookの利用者が1億4300万人を超える。3人に2人がソーシャルメディアを利用。 モバイルインターネット利用者が1億1300万人を超える。

スマートフォン利用者が1億600万人を超える。モバイルで買い物をする人が7200万人を超える。タブレット利用者は5400万人を超える、2011年は3300万人から62%増加。タブレットユーザーの4人に3人がiPadを利用。 約1億7000万人がインターネットで動画を閲覧。5400万人以上がモバイルで動画を閲覧。Eコマース 88.1%のインターネット利用者がネットで商品情報を調べる。オンラインでの購入者、1億5460万人。

いかがだったでしょうか。米国のタイムラインなので、日本より少し早くトレンドが始まりますが、大きな流れの中で、マーケティングがリアルからデジタルに、アウトバウンドからインバウンドにシフトしてきているのかが定量的につかめたのではないでしょうか。

 

History of Marketing Infographic

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