デジタルマーケティングとWebマーケティングはどう違うのか?

デジタルマーケティングは、Webマーケティングよりかなり広い概念だ。Webサイトはもちろんのこと、Eメールやスマートフォンアプリなどのオウンドメディア、ソーシャルメディアなどのアーンドメディアを含む。また、Web以外のチャネルであってもデータを活用したり、デジタルを活用したりするものが含まれる。

デジタルマーケティングとは

デジタルマーケティングという言葉を聞くことがますます多くなった。最初にこの記事を公開した時(2013年)には、「日本ではまだまだ使われることの少ないデジタルマーケティングという言葉」という文章が書かれていたため、2015年に記事を再編集した。

数年前までは、いかにも外国風な言い回しに聞こえた「デジタルマーケティング」という言葉だが、最近では国内でもすっかり定着してきたように思える。Googleトレンドの検索推移を見ても、「Webマーケティング」という言葉に変わって「デジタルマーケティング」という言葉が検索されることが多くなってきている様子がうかがえる。

デジタルマーケティングとWebマーケティングの検索トレンド

「デジタルマーケティング」と「Webマーケティング」にはどんな違いがある?

よくあるIT業界のバズワード同様に、単に言葉を変えただけの同じ意味だ、という見方もできよう。

「ビッグデータ解析」は昔「データマイニング」だった・・ 「オムニチャネル」だって本質的には「クリック&モルタル」の時と同じだ、という人もいる。

インターネットマーケティング/ネットマーケティングと呼ばれていたものが、いつしかWebマーケティングになり、それがデジタルマーケティングになっただけという理解も間違っている訳ではない。(インターネット普及前にはたしかニューメディアマーケティングなどと呼ばれていた)

「One-to-Oneマーケティング」にしろ「Eコマース」にしろ、90年代から注目されていた概念だ。 だが、言葉の変化は環境の変化の現れでもある。Webマーケティングとデジタルマーケティングの違いが何かを考えてみよう。

Webマーケティングは、企業のWebサイトを軸に考える

Webマーケティングをデジタルマーケティングとの対比で考えると、企業の運営するWebサイト単体のイメージに近い。すなわち、

  • 数あるWebサイトの1つ、もしくはいくつかを扱う
  • Webサイトへの流入を考える(SEO、リスティング広告、バナー広告など)
  • Webサイト上のコンテンツや機能を考える
  • Webサイト上での回遊や誘導を考える
  • Web上で問い合わせや申し込み・購買などをアクション/ゴールと捉える
  • Webへの来訪から申し込みなどを計測して効果測定をする

といったものだ。

デジタルマーケティングはWebマーケティングより広い概念

デジタルマーケティングは、Webマーケティングよりかなり広い概念と考えるべきだ。

Webサイトはもちろんのこと、Eメールやスマートフォンアプリなどを含む。FacebookページやTwitterなどのSNS活用も含まれるだろう。また、Web以外のチャネルであってもデータを活用したり、デジタルを活用したりするものが含まれる。

すなわち、

  • 様々なデジタル接点を包括的に捉える(ECサイト、コミュニティサイト、ブランドサイト、コーポレートサイトなど)
  • Eメールマーケティングも含む
  • ソーシャルメディアや価格比較サイト、まとめサイトなどのアーンドメディアも対象とする
  • スマートフォン、タブレット端末で提供するのアプリを含む
  • 他チャネルとの連携/オムニチャネル施策などを含む(デジタルの会員カードやポイント付与など)
  • デジタルのポイントカードやクーポン・チラシ、ポスター(デジタルサイネージ)、iPadを使ったPOSなどを含む
  • 顧客データベースや他チャネルで得られたデータの分析、活用などを含む
  • IoTを含む(商品そのものがデータを発したり、ネットワーク通信する)

と捉えることができる。

デジタルマーケティングは、Webマーケティングを包括する概念

上記のように考えると、デジタルマーケティングはWebマーケティングを包括する概念だ。

図にすると以下のようなイメージだ。 20130709def-digital-marketiカタカナ用語が氾濫し、目まぐるしく移り変わっていくIT/マーケティング業界ではあるが、言葉の使い分けの参考にして頂ければと思う。

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