デジタルマーケティングとWebマーケティングはどう違うのか?

最終更新日:2018年6月19日

デジタルマーケティングとは


デジタルマーケティングとはオンラインにおけるあらゆる方法(Eメールやオンライン広告など)・情報(顧客属性・活動履歴など)を活用してマーケティング活動を行うこと。更に近年では、オフラインのデータをオンラインデータに統合することで、より高次元にデータの利活用するマーケティング活動を指し始めている。


デジタルマーケティングという言葉は最早一般的な言葉となった。この記事を最初に公開した時(2013年)には、「日本ではまだまだ使われることの少ないデジタルマーケティングという言葉」という文章で執筆していた。その後2015年に記事を再編集し、今再び2018年に再び最新の状況として記事を再編集を行った。

かつてはいかにも外国風な言い回しに聞こえた「デジタルマーケティング」という言葉だが、2015年当時は国内でもすっかり定着してきたように思えていた。Googleトレンドの検索推移を見ても、「Webマーケティング」という言葉に変わって「デジタルマーケティング」という言葉が検索されることが多くなってきている様子がうかがえた。

デジタルマーケティングとWebマーケティングの検索トレンド
2015年までのgoogleトレンド

 

しかしながら、2018年において、2015年以降のgoogleトレンドを確認すると、意外とデジタルマーケティングもWebマーケティングも接戦であることがわかる。言葉として捉えづらいデジタルマーケティングよりも、まずWebマーケティングから入ってきて、デジタルマーケティングにつながっていく人が多いのかも知れない。

2015年以降のgoogleトレンド

 

「デジタルマーケティング」と「Webマーケティング」にはどんな違いがある?

デジタルマーケティングもWebマーケティングもよくあるIT業界のバズワード同様に、単に言葉を変えただけの同じ意味だ、という見方もできよう。

「ビッグデータ解析」は昔「データマイニング」だった・・ 「オムニチャネル」だって本質的には「クリック&モルタル」の時と同じだ、という人もいる。

インターネットマーケティング/ネットマーケティングと呼ばれていたものが、いつしかWebマーケティングになり、それがデジタルマーケティングになっただけという理解も間違っている訳ではない。(インターネット普及前にはたしかニューメディアマーケティングなどと呼ばれていた)

「One-to-Oneマーケティング」にしろ「Eコマース」にしろ、90年代から注目されていた概念だ。 だが、言葉の変化は環境の変化の現れでもある。歴史を紐解きつつWebマーケティングとデジタルマーケティングの違いが何かを考えてみよう。

Webマーケティングは、企業のWebサイトを軸に考える

Webマーケティングをデジタルマーケティングとの対比で考えると、企業の運営するWebサイト単体のイメージに近い。すなわち、

  • 数あるWebサイトの1つ、もしくはいくつかを扱う
  • Webサイトへの流入を考える(SEO、リスティング広告、バナー広告など)
  • Webサイト上のコンテンツや機能を考える
  • Webサイト上での回遊や誘導を考える
  • Web上で問い合わせや申し込み・購買などをアクション/ゴールと捉える
  • Webへの来訪から申し込みなどを計測して効果測定をする

といったものだ。

デジタルマーケティングはWebマーケティングより広い概念

デジタルマーケティングは、Webマーケティングよりかなり広い概念と考えるべきだ。

Webサイトはもちろんのこと、Eメールやスマートフォンアプリなどを含む。FacebookページやTwitterなどのSNS活用も含まれるだろう。また、Web以外のチャネルであってもデータを活用したり、デジタルを活用したりするものが含まれる。

すなわち、

  • 様々なデジタル接点を包括的に捉える(ECサイト、コミュニティサイト、ブランドサイト、コーポレートサイトなど)
  • Eメールマーケティングも含む
  • ソーシャルメディアや価格比較サイト、まとめサイトなどのアーンドメディアも対象とする
  • スマートフォン、タブレット端末で提供するアプリを含む
  • 他チャネルとの連携/オムニチャネル施策などを含む(デジタルの会員カードやポイント付与など)
  • デジタルのポイントカードやクーポン・チラシ、ポスター(デジタルサイネージ)、iPadを使ったPOSなどを含む
  • 顧客データベースや他チャネルで得られたデータの分析、活用などを含む
  • IoTを含む(商品そのものがデータを発したり、ネットワーク通信する)

と捉えることができる。

更に近年、オンラインのデジタル接点では、Eメール取得のもっと手前である、Webサイト来訪からCookieを利用した匿名状態での顧客接点からのマーケティング活動が実現できている。また、デジタル接点のみならず、オフラインデータをもオンラインデータに統合してCDPを構築し、オンラインに留まらないマーケティング活動とも可能になってきている。

デジタルマーケティングは、Webマーケティングを包括する概念

上記のように考えると、デジタルマーケティングはWebマーケティングを包括する概念だ。

図にすると以下のようなイメージだ。 20130709def-digital-marketiカタカナ用語が氾濫し、目まぐるしく移り変わっていくIT/マーケティング業界ではあるが、言葉の使い分けの参考にして頂ければと思う。

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