4割がSaaS型アプリケーション – マーケティング部門のテクノロジー投資の内訳は?

テクノロジー投資の約4割(39%)がSaaS型アプリケーションに投じられていることだ。そして、マーケティングアプリケーションと分析アプリケーションへの投資がほぼ同額なことだろう。クラウドのWebサービスが前提となっている上に、分析を重視していることがうかがえる。

前回の記事「マーケティング部門のテクノロジー投資は売上の3.2% – 2017年にIT部門のテクノロジー投資を上回る見込み」では、マーケティング部門のテクノロジー投資が大きく増加しており、2017年にもIT部門のテクノロジー投資を上回るというガートナーの調査レポートを紹介した。

それによると、マーケティング部門の予算の約27%がテクノロジー投資になっている。では、その内訳はどうなっているのか。

予算の約4割がSaaS型アプリケーション

ガートナーの調査によれば、マーケティング部門のテクノロジー投資は5つに大別されている。内訳は以下の通り。

marketing-budget-technology

  • インフラ:23%
  • マーケティングアプリケーションの導入・実行のための外部サービス:21%
  • SaaS型マーケティングアプリケーション:20%
  • SaaS型分析アプリケーション:19%
  • IT部門からのクロスチャージ:17%

まず着目したいのが、テクノロジー投資の約4割(39%)がSaaS型アプリケーションに投じられていることだ。そして、マーケティングアプリケーションと分析アプリケーションへの投資がほぼ同額なことだろう。クラウドのWebサービスが前提となっている上に、分析を重視していることがうかがえる。

インフラ投資(23%)が最大という意外性

次に、インフラ投資が最も大きい割合となっていることだ。

IT部門からのクロスチャージを、IT部門が立て替えて出費している費用の付け替えだと理解すると、こちらもインフラに近い費用と考えることもできるかもしれない。いずれにしても、マーケティング部門の予算の大きな割合が、インフラに投資されていることが読み取れる。

マーケティング部門のIT予算からの独立、そしてCMTの必要性

ガートナー社はこうした調査結果を受けて「これは、IaaSの爆発的な普及により、マーケティング部門のIT予算からの独立であり、インフラを資産とする伝統的な考え方から脱却だ。」と述べている。

represents a departure from the historical notion of infrastructure as a capital expense, reflecting the impact of infrastructure-as-a-service (IaaS) on marketing’s independence from capital IT budgets. -Gartner

また同様に「マーケティング部門は今や顧客接点・収益増加に関わるシステムとアプリケーションに対して責任を持つ立場だ。そしてそれは、もしまだであれば、CMT(チーフマーケティングテクノロジスト)の役職を設置し、まだまだ増加するテクノロジー領域を管轄すべきだ」と述べている。

Marketing is now also responsible for critical customer-facing, revenue-generating systems and applications. It means that, if they haven’t already, they ought to appoint a chief marketing technologist in title or role equivalent to look after this growing technology estate. -Gartner

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