Eloqua バージョン484リリース プログラムキャンバスが正式一般公開

米国オラクル社が発表しているリリースノートにも詳しく説明されている通り、バージョン484では大きく2つの機能が拡充されています。1つは、「プログラムキャンバス」と呼ばれるリアルタイム性の高いデータ更新・リード操作ツール。2つ目は、インサイト(分析ツール)のサマリーを表示する「ダッシュボード」機能です。

Eloquaの新バージョン Eloqua484リリース

Eloqua(オラクル エロクア)の新バージョンEloqua484 が2016年11月17日-11月20日にかけてリリースされました。

米国オラクル社が発表しているリリースノートにも詳しく説明されている通り、Eloquaバージョン484では大きく2つの機能が拡充されています。1つは、「プログラムキャンバス」と呼ばれるリアルタイム性の高いデータ更新・リード操作ツール。2つ目は、インサイト(分析ツール)のサマリーを表示する「ダッシュボード」機能です。

プログラムビルダーの将来的な代替となるプログラムキャンバス

Eloquaのプログラムキャンバスは、今年の夏頃から「Controled Availability(CA、申請した企業が審査を経て利用可能)」となっていました。それが、今回のEloqua484リリースから「General Availability(GA、一般公開された通常機能として提供)」になっています。

これにより、Eloquaには、「キャンペーンキャンバス」「プログラムビルダー」「プログラムキャンバス」と似たようなイメージの機能が3つ提供されることになります。

キャンペーンキャンバスは、いわゆるEメール送信キャンペーンのシナリオを設定する機能です。どのセグメント(リード/顧客)に対して、どのEメールを、いつ、どんな条件で、といった一連のシナリオをGUI形式で設定することができます。マーケティングオートメーションの一般的なイメージでは、このキャンペーンキャンバスが想起されると思います。

Eloquaのプログラムビルダーは、非常にテクニカルで設定難易度も高い機能ですが、これがEloquaの最も強みともなってきたデータ操作ツールです。

例えば、「似たような名前の企業名を探して名寄せしたい」「特定の条件に当てはまるリードを一定間隔で監視して、フラグをつけたい」などのデータ操作をバッチ処理で自動化することができます。SalesforceなどのCRMとの連携の時にも利用されます。

しかし、このプログラムビルダーは柔軟性が非常に高いメリットがある一方で、ユーザーインターフェースがわかりにくい、処理速度が遅い、といったデメリットもありました。(とは言っても、5分バッチ処理なども備えてはいます)

今回リリースされたプログラムキャンバスは、プログラムビルダーの将来的な代替となっていく方向性で機能追加されたデータ処理ツールです。

データの処理がほぼリアルタイムででき、ユーザーインターフェースもキャンペーンキャンバスに近くモダンとなっています。ただ、柔軟性や機能性に関してはまだ従来のプログラムビルダーにはおよばないという点で、2つの機能が並行して提供されている、といったイメージです。

EloquaのProgramCanvas
EloquaのProgramCanvas

画面イメージを見てわかるとおり、インターフェースは現状のキャンペーンキャンバスのものに非常に近いイメージです。左列にある各アイコンをドラッグすることで、自由にデータの絞り込み・分岐・更新などが行えます。

特徴的なのは、今回初めて「リスナー」と呼ばれる常時監視モジュールが内蔵されたことです。これは、「リードが新たに生成されたらすぐ」「リードのスコアをBからAに変わったらすぐ」といったトリガーを引くことができるモジュールです。

将来的には、このプログラムキャンバスからSalesforceなどのCRMに直接データを更新するような機能が実装される予定になっており、マーケティングオートメーションとCRMの連携も非常に容易に実現できるようになるはずです。

インサイトのサマリーとなるダッシュボード機能が新たに登場

Eloquaには「インサイト」と呼ばれる強力な分析ツールが標準搭載されています。これは、MicrostrategyとOracle BIが裏側で動く本格的なものですが、マーケターが簡易にキャンペーン分析を行うには本格的過ぎて使いこなすのに苦労するものでした。

ダッシュボード機能がこれまで全くなかったわけではないのですが、かなり貧弱なもので実際に利用していた人は少ないように思います。

今回、この「インサイト」は「クラシック・インサイト」という名称に変更され、メニュー分類も新たにできた「分析」の中に格納されました。

ダッシュボードでは、マーケターが日常的に利用するであろう「キャンペーン」と「Eメール」に絞ってデータを俯瞰的に閲覧できるようななっています。

例えば、過去半年間に配信したEメールのうち、最もパフォーマンスの高い(開封率が高い・クリック率が高いなど)ものはどれか、などを数クリックで閲覧することが可能です。

Eloquaのdashboard
Eloquaのdashboard

多くのEメールグループを活用して大量のEメールを配信している企業にとっては、パフォーマンスを俯瞰的に捉える上でとても有用なツールとなるはずです。

次回のEloqua新バージョン485は、2017年の1月-2月になる想定です。Eメールの開封やクリックに関する機能の拡充が予定されています。

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