マーケティングテクノロジーはSuitesよりBest-of-Breedの方が有利。ただし統合できた場合に限る。

マーテクに消極的・限定的にバラバラと取り組むより、様々なマーテクを採用した方が良い。ただし、Best-of-Breedで連携・統合に取り組めないのであれば、Suitesでシングルベンダーを選んだ方が良い。

Suites と Best-of-Breedとは?どちらが有利なのか?

マーケティングテクノロジーはSuitesとBest-of-Breed どちらの戦略で考えるべきか?では、マーケティングテクノロジースタック(組み合わせ方)に「Suites(シングルベンダー)」と「Best-of-Breed(複数ベンダーいいとこどり)」の考え方があることを解説した。

今回は、同じ「Walker Sands Communicationsの調査レポートState of Marketing Technology 2017」から、「Suites」と「Best of Breed」のどちらの方がより成果が出せる可能性があるのか、という示唆を紹介してみたい。

Suites(76%)vs Best-of-Breed(83%)でBest-of-Breedの方が良いという結果、ただし・・

「State of Marketing Techonology 2017」の調査の中で、自社のマーケティングテクノロジースタックのケイパビリティ評価に関する質問がある。ケイパビリティが「非常に高い」「高い」と答えた人の割合を「Suites」「Best-of-Breed」など組み合わせ方ごとに比較している。

それによれば、調査回答者全体の平均は66%となっているが、Suites(Single vendor suites)に限れば、その数値は76%と高くなる。さらに上回るのが、Integrated Best-of-Breed(統合されたBest-of-Breed)で83%となっている。

一方、Fragmented Best-of-Breed(バラバラな状態のBest-of-Breed)では67%となっている。

すなわち、いくらマーケティングテクノロジーをいいとこ取りしても、統合されてなければ成果は上げにくい、ということだろう。

ただし、それでも「あまり取り組まない」よりはマシなのかもしれない。Limited piecemetal solutions(限定的に部分部分のソリューション)の場合、その割合は42%と他の取り組み企業と比べ大きくアンダーパフォームとなっている。

suites-or-bestofbreed
出典 State of Marketing Techonology 2017

マーテクを採用せよ、ただし連携・統合できるかどうかも考えよ

この調査レポートから得られる示唆の結論はこうだ。

マーテクに消極的・限定的にバラバラと取り組むより、様々なマーテクを採用した方が良い。ただし、Best-of-Breedで連携・統合に取り組めないのであれば、Suitesでシングルベンダーを選んだ方が良い。

とは言え、SuitesとIntegrated Best-of-Breedの差はわずか7%の違いにとどまっている。現時点において、どちらが圧倒的に有利かどうかはまだ判断は早いかもしれない。「Tealium」のような様々なマーテクを統合連携できるソリューションの動向にもよって、この調査結果は大きく変わっていくだろう。

あわせて読みたい記事