【書評】『the four GAFA(東洋経済新報社)』デジタル4巨大企業をおさらいする

「GAFA」と言う単語をご存知でしょうか。これはある巨大企業の頭文字を取ったものです。まずはクイズとして想像してみてください。

本記事では、「GAFA」について記述された書籍『the four GAFA〜四騎士が創り変えた世界〜』を元に、マーケターが本書をどのように読み解くべきか、そもそも読む価値があるのか、を解説していきたいと思います。尚、書評であるがゆえ、あくまで個人の主観に基づくものであることはご了承ください。

「GAFA」の答えです。

  • G:Google
  • A:Amazon
  • F:Facebook
  • A:Apple

<総論>the four GAFA〜四騎士が創り変えた世界〜を読むべきか?

筆者が考える読むべき人と読む必要のない人は、以下に分類できると考えています。尚、筆者は本書を読むべき人に該当していました。

■読むべき人

  • Google,Amazon,Facebook,Appleについての成り立ちや今日までについて、何も知らない人
  • Google,Amazon,Facebook,Appleについて、断片的な事(ジェフ・ベゾスがAmazonを発明したときや、スティーブ・ジョブズの人となり)は知っていても、俯瞰的には知らない人

■読む必要のない人

  • Google,Amazon,Facebook,Appleの各企業について、俯瞰的・総合的に知っている人

本書籍は、Google,Amazon,Facebook,Appleの成り立ちと今日の立ち位置について、総論的に論じているものです。従って、部分的にしか知らない人についても、知識の補完の意味でも読む価値があると考えています。 尚、本書籍は堅苦しいものでも無く、小説か、ノンフィクションとして捉えると尚、良いと思います。著者の見解について追従するよりも、その見解を元に、自身でも考えると、とても面白く読了できるのではないかと思います。 ちなみに本書籍は400P超ありますが、読みやすい作りにはなっていますので、最近読書から離れている方にも良いのではないかと考えます。

四騎士が四騎士たる所以から今後のデジタル界隈を推察する

デジタルマーケティング界隈の時代の移り変わりは目まぐるしいものです。かつては王者マイクロソフトの時代でしたが、昨今は本書で四騎士をされているGoogle,Amazon,Facebook,Appleが揺るぎない地位を獲得しています。しかしこの各社には似ているところもあれば、当然非なるところもあります。同様であること、非なるところを明らかにすることで、今後デジタル界隈を読み解いています。

特に、本書では各騎士の共通項として次の8つをあげています。 「商品の差別化」「ビジョンへの投資」「世界展開」「好感度」「垂直統合」「AI」「キャリアの箔付けになる」「地の利」(P289より引用) この8つの要素の解説だけでも一読する価値があると考えます。

読了後に気になった、ただ二つのこと

本書は、主題であるGoogle,Amazon,Facebook,Appleのみならず、その強豪であったり、既に取り込んだ企業・商品もあげています。その視点からの解説もなされています。

ここで筆者が一点気になったことは、Amazonの項でザッポスの話題がなかったことです。四騎士たる所以の一つ「ビジョンへの投資」はザッポスのCEOであるトニー・シェイも持ち得ていたものであり、そのザッポスがAmazonに買収されたことはいかなる意味があったのか?ということが筆者は気になっていたので、その論がなかったことは少し物足りなさを感じます。もしかしたら著者は一切意に介なさい程度のことだったのかも知れませんが。

そしてもう一点気になったのは、タイトルが刺さるかな?というところです。実は本書の四騎士はヨハネ黙示録の四騎士からインスピレーションを得ているようですが、こと日本においてヨハネ黙示録は果たして・・・。

本記事が、書店で見かけた時に手に取ってみようという動機に働きかけられていたら嬉しいことです。

the four GAFA 四騎士が創り変えた世界は7/27販売開始とのことです。 興味ある方は是非一読してみてはどうでしょうか。デジタルマーケティング界隈の整理に役立つと思います。

the four GAFA 四騎士が創り変えた世界

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