デジマケ一年生の私が(多分)CMS選定を理解するに至った5つの格言

今回はデジタルマーケティング一年生の筆者(私)が潜入したCMSセミナー*の内容を私という一年生の目で、読者の(中でも対象の方という)一年生へ、共有したいと思います。 私にとって印象に残った言葉を『格言』として、CMS選定時に知っておくべきポイントの入門編という位置付けでお伝えしたいと思います。
*8/3開催『何を選ぶべき?失敗しないCMS選定と導入のために考えるべきポイント〜製品情報からオフショア開発まで、担当者が知っておくべき最新情報〜』

まずはおさらい、CMSとは?

CMS(コンテンツ・マネジメント・システム) とはWebサイトの制作や運営が簡単にできるシステムのこと。特徴として、Webサイトの管理者でなくても修正や追加、削除が簡単にできること、Webサイトを運営しているサーバー上で直接更新するため、すぐに結果が反映されること、コスト削減が図れることなどが挙げられます。

『知ってて当然? デジタルマーケティングに関わる略語集のまとめ』より

心に留めておくべき5つの格言

  • 格言1「CMS導入は長い旅と心得る」

  • 私が受け止めた意味:「意外と長い時間がかかるよ」

CMS導入には、いったいどれくらいの時間がかかるのでしょうか?

一般的には約1年〜1年半かかると言われています。これには予想より長いと感じる方も多いのではないでしょうか。少なくとも私は、正直に「長っ!」と感じました。

CMSの導入は、(1)現状把握、(2)要件定義、(3)設計、(4)開発、の4つのステップを踏みます。その(1)〜(4)の工程で、最低でも約1年間の期間を要するそうです。そして『CMS選定』が指すステップは、(1)よりも前となるのです。

時間の流れをおさらいすると、(0)CMS選定、(1)現状把握、(2)要件定義、(3)設計、(4)開発となりますね。※「CMS選定」の中でもステップは細かく分かれるそうです。

この時間軸を聞いて「そんなに時間はかけられない」と感じる方も多いかもしれませんが、だからといってこの工程を短く見積もることは非常に危険なこと。 なぜなら(4)開発終了後、実際の運用フェーズはなんと約3〜5年に及びます。選定や(1)〜(4)に十分な時間を割かない結果、使いづらい・使えないCMSを長期間運用することになってしまっては意味がありません。時間に余裕をもって準備を始めることが重要なのです。

  • 格言2「CMSは魔法の杖ではない」

  • 私が受け止めた意味:「CMSで出来ることも限度があるし、限度を知ることが重要だよ」

CMSは「コンテンツの制作、品質・運用管理」が核となる機能です。ただ、市場の評価では、CMSの機能のみならず、MA(マーケティング・オートメーション)やDAM(デジタル・アセット・マネジメント)といった周辺機能を備えた、いわゆる『高機能CMS』が高い評価を受けているそうです。

しかしながら、CMS製品を比較するうちに、「CMS導入で、あのマーケティング課題も解決できそう」、「せっかく導入するなら、機能が多い方が良さそうだな」という感覚に陥り、自社が本当に求める機能を見失うこともよくある話だそうです。単純に機能が多ければ多いほうがいいってわけじゃないんですね。

あくまでCMSは「コンテンツの制作、品質・運用管理」が主目的であることを忘れないで欲しいです。今回のCMS導入で解決したいことと、自社で使用する他のマーケティングツールの機能を整理し、自社にとって過不足がないよう選択しなければ、”too much”な過剰投資になってしまいます。

  • 格言3「コスト削減だけを目的にCMS導入を考えない」

  • 私が受け止めた意味:「CMS導入の目的をしっかり定め、ブレない!」

私もこれまでは「CMSは『HTMLを書かなくて済む』もの」というぼんやりとしたイメージがありました。CMSが煩雑なWebサイト運営を省力化してくれることに間違いはありませんが、「コストの削減」だけではなく、CMSを導入することで、Webサイトのパフォーマンスを継続的に向上させる=「webガバナンス」の視点も持つことが重要という事がわかりました。

※ちなみに「webガバナンス」とは?
Webガバナンスとは、デジタルマーケティングに関する様々な取り組みを、企業全体の視点で最適化していく仕組みのこと
『Webガバナンス3.0とは? デジタルマーケティング時代のWebガバナンスは、デザインと更新業務だけではない』より

Webガバナンスは「権限」、「ルール」、「仕組み」の3本柱で支えられます。しかし、この柱を維持できるかどうかは個人の知識やスキル、コミットメントに依存してしまうのも現実。 そこで、この「権限」や「ルール」を人手によらず守られるようにシステム(CMS)で「仕組み」化することが大事です。

  • 格言4「CMS導入は0円からできますが、数億円かかることもあります」

  • 私が受け止めた意味:「CMS導入のコスト感を押さえましょう」

「CMS導入って、実際いくらかかるの?」これは私も感じていた疑問です。実際いくらかかるのでしょう・・・??

答えは、ずばり「導入する企業によってまちまち」です!
あまり答えになってませんね。。笑

実際、商用パッケージとオープンソースのどちらかを選ぶか。自社内で構築するかクラウドで構築するか、などで大きく異なります。例えば、オープンソースでは、ライセンス費用は0円(!)になり、初期費用を大幅に抑えることができます。当然、開発の費用は別途発生するので、完全にコストゼロということはありません。

商用パッケージは、保守やセキュリティ面での楽さ、確かさというメリットがあるため、日本企業にとっては選択しやすいものになります。一方、アメリカでは、自社で保守対応が出来るケースも多く、コスト面からオープンソースを採用する企業・法人も多いそうです。

  • 格言5「他ではない自社にとって良いものが、1番良いCMS」

  • 私が受け止めた意味:「色々な情報に惑わされず、良いものは良いという信念を持とう!」

ツール選定は「家を買うのと同じ」とも例えられます。そのため、数多あるCMSツールから自社にとって最適なものを選んでいくことがとても重要です。『自社にとって』という部分が非常に重要ということですね。 「それができたら苦労しない!」という声が聞こえてきそうなので、最後に選定の手助けになればと思い、7つの選定の軸・視点をお伝えします。CMS選定時に心に留めてもらえればと思います。この問の裏側を類推することも大事かもしれません。

  1. Webサイトは大規模か?小規模か?
  2. 他デジタルマーケティングツールを導入しているか?
  3. Webサイト更新の運用方法はどのようなものか?
  4. Webサイト管理体制はどのようなものか?
  5. 選びたい製品に開発ベンダーはいるか?
  6. Suitesか?Best of Breed(BoB)か? ・・・
  7. そして、用意している予算は如何ほどか?

今回は、デジタルマーケティング1年生の筆者が、CMSの全体像を理解する上で役立った言葉を『格言』として5つご紹介しました。実際にCMS選定するときや、その後のCMS導入は長い道のりになるかと思いますが、少しでもお役に立てれば嬉しいです。

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