過去の数字可視化から未来の数字予測、マーケティングから人事、そして全社領域へ。広がりを見せるDomoの可能性。

2018年10月3日(水)に開催された「Domo City Tour – Tokyo 2018」の参加レポートです。

「デジタル変革を次のステージへ – データドリブンで拓く未来」をテーマとして、経営者、マーケティングや営業、人事、財務、オペレーション、ITの各部門の責任者・担当者を対象しています。すなわち事業に携わっている人であれば業種も人も問わないという全方位的な本イベント。

今回の記事では午前中に行われたキーノートの内容を振り返っていきたいと思います。

過去の数字を可視化するテクノロジーから未来の数字を予測するテクノロジーへ

キーノートでは創業者兼CEOのジャシュ ジェイムズが登壇し、また、Domoユーザー企業である株式会社ローソンの中村雄一郎氏をステージに迎え、ローソンでどのようにDomoを活用しているのかを語りました。

中村氏は日々モバイルでDomoを確認。データを基に新規サービスであるローソンフレッシュピックの主要な数字を毎日ウォッチしているそうです。

ローソンフレッシュピック 

具体的に確認している数字の例では、

  • 日別の注文件数、売上
  • 初回/リピート顧客数、割合の推移
  • 商品、購買、店舗動向

などをリアルタイムでチェックし、何か数字の変化があった場合にはDomo上のBuzz(というチャット機能)を利用してその場でチームメンバーとコミュニケーション。その結果、スピード感ある意思決定が行えているそうです。

しかしながら、それでも現在はまだまだ注文件数や売上の四則演算の領域を出ていないため、今後は蓄積されたデータを利用した需要予測を行い廃棄ロス、機会ロスの低減に取り組んでいく予定だそうです。特にDomo×AI活用を実現することに大きな期待を抱いているそうです。

Domoが過去の数字を可視化するテクノロジーから未来の数字を予測するテクノロジーへ。ダッシュボードツールからビジネスのためのオペレーティングシステムへ進化する可能性を感じました。

Domoのビジネス領域は人事領域にまで拡大

Domoの製品販売は2013年に遡ります。当初は経営層やマーケティングの部署が自社の主要な数字を把握し施策につなげるために使われることが多かったそうですが、それから財務やIT、現在では人事領域でもDomoが利用されるケースも増えてきたそうです。例えば日系企業のDENSOではタレントマネジメントシステムとしてDOMOを利用しているとのこと。

働き方改革、人手不足が叫ばれるにも関わらず、人事領域はデータ活用が進んでこなかった領域と言えます。無論人事情報はセンシティブな情報であるため、厳重なる取扱いを求められます。欧米でDomoは既に人事領域でも活用されているとのことで、いずれその辺りの不安感は解消されていくのでは無いでしょうか。今後データ可視化を得意とするDomoによる人事領域のプレゼンスは高そうだと感じました。

AWS東京リージョンでDomo提供開始

Domocitytours2018

キーノートの最後にはDomoをアマゾン ウェブ サービス(AWS)のアジアパシフィック(東京)リージョンを通じて10月より順次提供を開始すると発表がありました。

東京リージョンでの提供により、日本国内のユーザー企業はよりレスポンスタイムが早く、安全性が向上したDomoを利用できるようになります。これは今後、日本でさらにビジネスを伸ばしていく意図が汲み取れる発表ではないでしょうか。

満員の客席の中で行われたキーノートは熱心に投影スライドの写真を撮るユーザーも多く、Domoの注目度の高さを伺い知ることができました。

また、eLearning、カスタマー/パートナーポータル、ベストプラクティスの日本語対応なども発表されました。元々ジャシュ ジェイムズが日本びいきというところもありましたが、今回のプレゼンテーションの中でも、完全日本語で話すシーンがありました。Domoは日本のマーケットへ更に力をいれてくれることに期待したいと思います。(余談ですが、Domoは日本語の「どうも」が語源なのです。)

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