デジタルツールでの最新Cookie運用管理 〜Ensightenでの実例〜

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近年グローバルでは、一般市民の間でより一層プライバシー保護を求める機運が高まっており、GDPRをはじめ各国で法整備が進行している状況です。
プライバシー保護規制に関して様々な対応事項がありますが、デジタルマーケターにとって特筆すべきは、Webサイト上でどのようにCookieをコントロールするかという課題ではないでしょうか。本稿では、そんなCookieコントロールを実現できる最適な管理ツールについて解説します。

運用担当者を悩ませるCookie運用管理の実情

一言でCookie管理といっても、そもそも自身の担当するWebサイトですら、どのくらいのタグやCookieデータが利用されているかきちんと把握されているケースはまれです。Webサイト運用が複数部署にまたがっている、外部制作ベンダーも運用に関わっている場合は、いわずもがなです。
本来、タグ運用については明示的にルール化しておく方が管理しやすいのですが、実際は各担当者の自由裁量に委ねられていることも少なくありません。

もう一つ悩ましい事情として、GDPR等グローバルの法規制への対応自体を法務部門がハンドリングすることがあります。しかし、デジタルマーケティング専門外の部署が一からWebサイトの構造や連携ツール、タグやCookieの仕組み等を理解して独自に対策を練るには限界があります。

結果的に、マーケティング部門、情報システム部門、法務部門等が連携して対応にあたるケースが多いのですが、そもそもWeb担当者と法務部門担当者との間で使用する言葉が違い*すぎて、意思疎通に苦労するという話もよく耳にします。 (*それぞれ専門色が強すぎる、という側面があります。)

コンセントマネジメントツールの登場

企業が行うべきプライバシー保護対策としては、一時的にタグを整理してWebサイトの閲覧者(以下ユーザー)への通知画面を用意するだけでは不十分で、中長期的な運用管理体制を構築することが重要です。

そこで近年では、Cookie管理の労力を少しでも軽減し効率化するためのソリューションとして、コンセントマネジメントツールが登場し始めています。

今回は、GDPR施行以降、ますます注目を集めるコンセントマネジメントツールの一例として、Ensightenを紹介します。 Ensigtenは他のコンセントマネジメントツールと比較しても、Cookieを一元的にコントロールできる点、かつGDPRの高い要求水準も満たせる点でグローバルで評価の高いツールです。

Ensightenの特徴

Ensightenのソリューション「Ensighten Privacy」(以降、総称としてEnsightenと言います。)には多数の便利機能がありますが、ここでは3つの特徴に絞って解説していきます。

関連サイト:Ensightenの製品紹介(英語)

1. バックエンドのデータ処理との連動性

単に、ユーザーにWebサイト上のCookie利用についてポップアップで表示するだけであれば、わざわざ外部のツールを利用することなくJavascriptで実装することも可能です。但しその場合は、自社で利用しているGoogle Tag Manager等のタグマネジメントツールと連携させ、オプトアウト時にタグの発火を止めるといった制御が必要となります。

一方Ensightenは、ユーザーによるオプトアウトが行われると、自動的にタグをブロックすることが可能で、外部のタグマネジメントツールとの連携を必要としません。この点は他のコンセントマネジメントツールとも一線を画しており、Ensightenの優れた機能の一つです。

また、「ゼロクッキーロード」と呼ばれる、Webサイトの初回訪問時に、ユーザーが同意する前にタグを発火させないよう制御する機能が標準で備わっている点も、GDPRが求める”同意”に基づくコントロールの基準を満たすツールと言えるでしょう。

ゼロクッキーロードの詳細はこちら
『GDPRの具体的対応〜虚偽の同意取得とならないようゼロクッキーロードを理解する〜』

他にも、Webサイト上に不要なタグや用途不明のタグが混在している場合は、Ensighten上でブラックリスト化しブロックすることも可能です。わざわざタグマネジメントツール上での追加設定が不要なため、運用担当者にとって利便性が高く運用負荷の軽減にも役立ちます。

2. オプトアウトはレポートを確認

いよいよ運用開始となった後に、企業として気になるのは、どのくらいのオプトアウトが発生するのかという点ではないでしょうか。 Ensightenでは、こうしたニーズにもソリューションが用意されており、管理画面のレポート機能からユーザーのオプトイン・オプトアウトの割合を確認することが可能です。

3. 豊富なポップアップ画面

最後に、ユーザーがWebサイトに初回訪問した際にCookieの利用通知や同意取得を行うポップアップ画面を紹介します。 ポップアップ画面は以下の4種類から選択できます。

  • シンプルな通知のみを行う画面
  • Cookie利用の一括同意取得画面
  • Cookieカテゴリーごとの同意取得画面
  • 個々のタグベンダーごとの同意取得画面

Cookieの利用目的に関わらず、同意取得を一括で行うWebサイトが多く見受けられますが、最近になってCookieのカテゴリーごとにユーザーから同意を得るケースも増えてきています。ユーザー目線に立てば、個別に選択出来る方が、よりユーザー嗜好に合致すると言えるでしょう。

なお、ポップアップ画面の設定後、本番化する前にEnsightenのテスト環境でChromeやFirefoxブラウザの拡張機能を利用して表示確認を行うことも可能です。自社でテスト環境の用意がない場合にはとても便利です。

おわりに

今回はCookie管理の最先端ツールと言えるEnsightenをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。繰り返しになりますが、Cookieの運用管理で重要なことは、少しでも担当者の業務を効率化できること、およびグローバルの各プライバシー保護法規制にもしっかり対応できること、そしてユーザー側に寄り添った仕組みであることです。
Cookieの運用実務でお悩みの際には、こうしたEnsightenのようなコンセントマネジメントツールの利用も検討してみることをオススメします。

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