MarketoとEloqua、両方使ったから分かった 〜何が違うの?キャンペーン編〜

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MA(Marketing Automation)ツールで、なにかと比較されがちなMarketoEloqua
本記事は、MarketoもEloquaも使用している筆者が、「ぶっちゃけ、どう違うの?」という疑問に、ユーザーとして答えます。
今回は、機能の違い”キャンペーン“編!

キャンペーン機能とは?
キャンペーンとは、様々な処理(Eメール送信など)をオートメーション化するために設定する機能です。
誰に、どのタイミングで、どんな処理するかを設定します。Marketoではスマートキャンペーン、Eloquaではキャンペーン(キャンペーンキャンバス)と言います。
 
早速ですが、筆者の結論!!
複雑なステップメールも自由自在にドラック&ドロップで設定できるEloquaが好きです。しかし、Marketoの他機能の魅力も捨てがたい。ですので、両方を兼ね備えたMAがあるといいなと思っています。
 
それではMarketoとEloquaの特徴を見ていきましょう。
 

思い描いたまま設定できるEloquaの複数ステップ・キャンペーン

 Eloquaのキャンペーンには、単純なEメール・キャンペーンと複数ステップ・キャンペーンがあります。
  • 単純なEメール・キャンペーンは、1回・1通のみメールを送信するときに使用します。
  • 複数ステップ・キャンペーンは、複雑なステップメールを設定するときに使用します。

複数ステップ・キャンペーンの設定画面にはキャンペーンキャンバスがあり、要素をドラック&ドロップしてワークフローを作成していきます。このドラッグ&ドロップすればよいのが超簡単!!

ワークフローも自由自在で、幾つものセグメントを投入することができ、複数分岐させ、条件によるメール配信も可能です。キャンペーンの1つのキャンバスに複雑な処理を描くことができ、全体像が分かりやすくなります。こういったかなり細かな設定が出来ることは、非常に強みと言えるでしょう。
キャンペーン実行中は、各要素の右上に人数が表示され、各ステップで何人存在しているかがリアルタイムに分かり、クリックするとリード情報を確認することが出来ます。
 
Eloquaの複数ステップキャンペーンのキャンペーン設定画面
 
しかし、、、Eloquaの難点を一つあげるとすると、顧客へのメール送付以外の設定が別機能での設定となりがちです。
Eloquaのキャンペーンは基本的に顧客へのメール送付を設定するものという思想であり、データマネジメント(リードのフィールド値を変更するなど)や、社内通知メール、他のツールとの連携は別の機能で設定するため、結果として設定箇所が複雑に点在してしまう傾向があります。
 
 

すべての処理設定はこれ1つ!Marketoのスマートキャンペーン

Marketoのスマートキャンペーンは、1つのセグメントに対して1つのワークフローの設定となり、シンプルです。(Marketo上では「フロー」と言う機能を指します)。
Marketoの良さは、メール送信、データマネジメント、社内通知メール、スコア、ツール連携などすべての処理をスマートキャンペーンで設定するので、設定操作は単純です。
 
Marketoのキャンペーンフロー設定画面
しかしながら、Marketoの難点をあげるとすると、複雑な分岐をさせるのが苦手です。
どういう事かというと、ワークフローを分岐させたい場合は、他のスマートキャンペーンをリクエストして飛ばす必要があります。結果として1つのマーケティング施策(1連の流れ)が複数のスマートキャンペーンに分かれることになるので、全体像を掴むのが難しくなります。
 
 
 

おまけ:EloquaにはないMarketoのプログラム機能

キャンペーン機能とは異なりますが、筆者がMarketoで気に入っている機能の一つにプログラムがあります。Eloquaや他のMAにはない機能で、Marketoではマーケティング施策毎にプログラムを作成します。実は、スマートキャンペーンもそのプログラムの中に存在するアセットという考え方になります。プログラムには、イベント、エンゲージメント、メール、デフォルトの4つの種類がありますが、基本的にはデフォルトを使用すれば十分です。
 
このプログラムのなにが良いかというと、2つあります。
1つ目はプログラム(施策)毎にリードのステータスが管理できるという点、
2つ目はカスタムで差し込みテキストや画像が作成できるマイトークンの機能があるという点です。
 
まず、1つ目のプログラムステータスをご紹介します。プログラムにはチャネルを設定するのですが、チャネルのステータスを自社に合ったものに設定しておくと、プログラムの中でステータス管理が出来ます。また、MarketoのプログラムをそのままSalesforceのキャンペーンに連携できるので、セミナーに出席にしたのか、欠席したのか、その後のアクションはどうなったのかマーケ・セールス両方で把握できるようになります。
 
次に、2つ目のマイトークンとは、プログラム内のスマートキャンペーンのフローやメールの文章やタイトルなどで使用できるカスタムの変数のことです。他のMAにも、リードのフィールドの値を呼び出す変数(Marketoではトークン、Eloquaではフィールドマージ)は用意されていますが、マイトークンは、カスタムで任意のテキスト、画像などを作成することができます。メールには同じテキストやURLなどを記載することが多いので、メールの文章にはマイトークンの変数を記載し、内容はすべてマイトークンで一括編集するようにすると、変更忘れもなくなり、プログラム配下のメールやスマートキャンペーンのアセットを複製して、他の同じようなマーケティング施策に使い回すことができるようになるのです!
 
Marketoのマイトークン設定画面
 

まとめ

弊社内ではキャンペーンの全体像が分かりやすく、1つのキャンペーンで複数のステップが組めるEloquaのキャンペーンが人気です。しかし、キャンペーンの他にもフォーム処理やプログラムビルダーなど複雑な設定も可能なEloquaに対し、Marketoの設定はスマートキャンペーンのみとシンプルなので初級者向けといえると思います。また、EloquaにはないMarketoのプログラムが持つ機能は、MA選定の上で重要な要素の1つになってくるのではないかなと思っています。
 

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