DOMOPALOOZA 2018 イベントレポート 〜前編:BIツールからビジネスのOSへ〜

2018年3月12日〜16日の間に米国ソルトレイクシティで開催されたDomo社のイベント「DOMOPALOOZA 2018」に今年も参加してきました。今回は、 DOMOPALOOZAの内容を前後編に分けてレポートしてみたいと思います。

今回は前編、概要編です。まずは、DOMOPALOOZAの会場となったソルトパレスコンベンションセンターの様子です。

DOMO PALOOZA 2018
会場となったソルトパレスコンベンションセンター

 

今年のDOMOPALOOZAは昨年よりも断然規模が大きくなっており、DOMOのビジネスの成長を感じさせます。ソルトレイクシティはユタ州の州都で、山に囲まれたリゾート地です。空港にはスキー、スノーボードを楽しみにくる人達をたくさん見かけます。会場はソルトレイクシティのダウンタウンでしたが、滞在中は雪も降り寒い日とおひさまがでて暑いくらいの日が交互にやってきたのが印象的でした。

DOMO PALOOZA 2018
会場内のレジストレーションエリア

FOR THE GOOD OF THE COMPANY(企業にとって良いことをしよう)

会場に入ってまず目に飛び込んでくるのが、Domoの新しいコーポレートビジョン。

『FOR THE GOOD OF THE COMPANY(企業にとって良いことをしよう)』です。

Domoは、これまでのところ「セルフサービスBI」として認知されていると思います。しかし、この新しいコーポレートビジョンは、Domoがマーケティング用のBIツール以上のものを目指していることを感じさせます。

Domoは、手動加工していたグラフ生成を自動化し、ビジュアルで表現することを目的にしているのではなく、「データを活用して企業全体の活動をもっと良いものに変革するプラットフォーム」になることを目的にしているのだと思います。

BIツールは、「高度な統計解析」「ビッグデータ」「データサイエンティスト」という難しい印象を持たられることの多い分野ですが、このDomoのビジョンを他のBIツールベンダーのビジョンと一線を画するものだと感じます。

DomoはビジネスのためのOSを目指す

まずは初日、CEOジョシュジェームズの基調講演です。当然、米国企業のカンファレンスですからお決まりのド派手なエンターテイメントから始まります。今年は、「桜をバックにブレイクダンスをする忍者達」。社名が日本語の「どうも」に由来する企業らしく、アメリカ人から見た日本のイメージ満載のエンターテインメントでした。

Domo Palloza 2018
ジェネラルセッションが行われるメイン会場
Domo Palooza 2018
開演のエンターテインメントは忍者ダンス
CEOジョシュジェームズの登場

そして、会場全体が最も盛り上がった瞬間。それは、中央で踊るメインの忍者ダンサーが社長のジョシュジェームズ本人だったことです。さすが、セレブリティとしても名の通るジョシュジェームズらしさがでていました。

ダンスに続いて、ジョシュジェームズからの真面目な基調講演が始まります。Domoの今後の戦略に関して、AI、カスタムアプリ、モバイルに注力しながら、「ビジネスのためのOS(オペレーションシステム)」を目指していく、という方針が語られます。

7人の侍が牽引するこれからのDomo

ビジネスとしてのOSに向かうDomoの発展は、「7人の侍(7 Samurai)」をモチーフに語られていきます。

  • 1侍 Connect:500を超える数の様々なWebサービスとのコネクタ
  • 2侍 Adrenaline:膨大な量を扱うためのデータウェアハウス
  • 3侍 Fusion:「Magic ETL」や「SQL」を利用したデータの加工・調整
  • 4侍 Explorer:データセットの効率的な管理やモバイルでのビジネス推進
  • 5侍 Buzz:データを見ながらチャット形式でのコラボレーション
  • 6侍 MR. ROBOTO:AIを活用した分析から意思決定までのプロセス自動化
  • 7侍 Appstore:カスタムアプリを利用したビジネス意思決定プラットフォーム

という形で、Domoの機能の進化や今後の方向性が示されました。

基調講演の内容をまとめると、今後のDomoの進化は以下のような3つの方向性で進化していくと感じました。

1:AIの活用

多くのマーケティングツールベンダーが打ち出している方向性ではありますが、DomoもまさにAIの活用が進む領域です。単に「データを可視化し、アクションにつなげる」というところから、AIによるアルゴリズムでデータから得られる解に応じてアクションを取る時代を見据えて発展が進みそうです。

2:カスタムアプリケーション

Domoには、実はDomo内でアプリを開発し、稼働させる機能が提供されています。これにより、単純にデータをグラフにするのではなく、企業の業務や意思決定プロセスに応じて、自社のデータ可視化プラットフォームを作り込むことができます。紹介されいた事例には、Domo上から(データを見るだけでなく)入力もさせる機能を設置し、インタラクティブなダッシュボードにすることも可能です。

3:モバイル

「近い将来、多くの仕事がモバイルのみで完結するだろう」というのがDomoの描く未来の一つです。デスクトップ端末は既にノートPCに置き換えられつつありますが、それが、スマートフォンに置き換えられるのも時間の問題でしょう。 Domoではいかなる場所でもモバイルで意思決定することを実現するために、モバイルを強化していくと意思表明をしました。

以上、Domo Palooza 2018の概要をレポートしてきました。具体的な事例セッションやテクニカルセッションの模様は後半に続きます。

DOMOPALOOZA 2017の様子はこちらから
https://dmj.underworks.co.jp/2017/03/27/domopalooza-2017-day0/